~エッセイ~
5月の連休が明けて、過ごしやすい薫風の季節になると、小6のこの時期を思い出します。
そう、「オーバーニーソかずくん」が降臨したときです。
ぴちぴち半ズボンにオーバーニーソという、ぼくの定番のスタイルが確立したときです。
半ズボンにハイソックスという組み合わせにカッコよさを感じましたが、
ハイソックスが膝上になることで、エロティックさを感じ始めました。
小6のこのころ、ときどきハイソックスで登校してましたが、
ダブついた制服の半ズボンがあまり好きじゃなく、イマイチ感がありました。
梅雨時のことでした。その日はなぜかオーバーニーソを穿きました。
オーバーニーソは普段着の時しか穿かないけど、なぜだかこの日は穿いちゃいましたが、
制服の半ズボンに合わせたくありません。制服半ズボンは黒なので、
白のカッターシャツに黒の半ズボンだから大丈夫だろうと思い、
思い切って黒のぴちぴち半ズボンを穿いてみました。
さすがにオーバーニーソのままじゃどうかなと思ったので、ソックスを膝下まで折っておきました。
ソックスのことは、膝下までだったから、何も言われなかったけど、
半ズボンはちょっと目立ってしまいました。「なんかブルマーみたい」
「すごいチンチクリン」といわれる一方で、「脚が長く見えるね」
「いつもよりカッコいいかも」ともいわれました。みんなから少し注目されて、
ソックスを伸ばしてみたい気分になりました。ぼくはちょっとずつソックスを伸ばし、
気がつくと膝頭を隠していました。
午後になって雨が降り始め、少し肌寒くなってきました。
「なんか寒いなぁ」といいながら、太ももをさすりました。ぼくは思い切って決心しました。
「そうだ、ソックス伸ばそう」
ぼくは、白のソックスを太ももの真ん中あたりまで伸ばしました。
「オーバーニーソかずくん」が、ついにクラスの中に現れました。
恥ずかしさもあったけど、ぼくはこのスタイルになりたかったのです。
「かずくん、なんかカワイイ」
クラスの中で、仲良くしていた女の子がそういってくれました。
それからときどき、オーバーニーソで登校してみました。
「6年生なのに、子供っぽい」「女の子みたい」「太もも出しすぎ」
なんて言われたけど、このスタイルが好きだから続けました。そして秋の音楽会では、
白のワイシャツに赤の蝶ネクタイ、黒のぴちぴち半ズボンに白のオーバーニーソでステージに立ち、
カスタネットを演奏しました。
このスタイルが定番化するにつれて、オナニーの回数はふえました。
「かわいい」とか「かっこいい」とかいわれましたが、
家に帰れば、ぴちぴち半ズボンの脇から、硬直したセクシーダイナマイトを露出し、
白い噴水を吹き上げ、ものすごい気持ちよさを楽しみました。